2018年6月23日土曜日

開発とジェンダー分科会2018年度第1回定例会開催(2018年7月22日[日])のお知らせです。

※チラシはこちらからダウンロードできます。
※参加費について情報を加えました。資料代200円になります。(2018年7月12日更新)

東京は本格的な梅雨の到来ですが、いかがお過ごしでしょうか?

2018年度第1回定例会では、変化が著しい東南アジアにおける福祉やヘルスケアの現状に着目した研究を行っているお二人に報告していただきます。阿部さん、江藤さんともに最新のフィールドワークの結果から、各々カンボジア農村部におけるセカンダリー助産師、タイ東北部農村において展開される高齢女性をめぐる「福祉ミックス」の事例に着目した研究報告を行っていただく予定です。

報告概要は、下に貼り付けてある詳細よりご確認いただけます。


◆日時:2018年7月22日(日) 15時~18時半
◆場所:立教大学 池袋キャンパス 7号館2階7204教室
 ※こちらからキャンパスマップを確認できます。

報告①
◆報告者:阿部貴美子さん(明治学院大学社会学部付属研究所研究員)
◆報告タイトル:「助産師のカンボジア農村保健センターへの定着影響要因の探求

◇報告②
◆報告者:江藤双恵(獨協大学他非常勤講師)
◆報告タイトル:「タイ東北地方農村部におけるコミュニティ福祉の展望――女性の動員か女性を通じた連帯か

※資料代200円

ご出席の方は、恐れ入りますが、資料の都合上、なるべく2018年7月19日(木)までに下記のアドレスまでご連絡頂けますよう、お願い申し上げ申し上げます。

皆様お誘い合わせのうえ、どうぞ足をお運びください。
また、関心のありそうな方にご連絡いただけますと幸いです。

報告者を随時募集しております。
報告を希望される方は、事務局までご連絡ください。

2018年度「開発とジェンダー」分科会事務局
小川真理子・中村雪子


****下記定例会詳細です。転送・転載歓迎です!****

国際ジェンダー学会「開発とジェンダー」分科会2018年度第1回定例会開催(2018年7月22日[日])のお知らせです。
2018年度第1回定例会では、変化が著しい東南アジアにおける福祉やヘルスケアの現状に着目した研究を行っているお二人に報告していただきます。阿部さん、江藤さんともに最新のフィールドワークの結果から、各々カンボジア農村部におけるセカンダリー助産師、タイ東北部農村において展開される高齢女性をめぐる「福祉ミックス」の事例に着目した研究報告を行っていただく予定です。

報告概要は、下に貼り付けてある詳細よりご確認いただけます。
◆日時:2018年7月22日(日) 15時~18時半
◆場所:立教大学 池袋キャンパス 7号館2階7204教室
 ※こちらからキャンパスマップを確認できます。

報告①
◆報告者:阿部貴美子さん(明治学院大学社会学部付属研究所研究員)
◆報告タイトル:「助産師のカンボジア農村保健センターへの定着影響要因の探求
◆報告概要:
 経済成長が著しいカンボジアでは、妊産婦死亡率が過去十数年で大幅に低下し(WHO 2015)妊産婦死亡率に関する国連のミレニアム開発目標を達成した。これには、助産師の経済的報酬の増加、農村部を含めたすべての保健センター(HC)へのプライマリー助産師の配置、同国の経済成長などが貢献した(Fujita et al. 2013。しかし、経済成長からは、都市と農村の格差も生じた。保健省は、妊産婦死亡率をさらに下げるため、より資格レベルの高いセカンダリー助産師の全HCへの配置を進めている。配置された助産師が、農村部に定着するには何が影響しているのだろうか。
 これまで、セカンダリー助産師に限らない助産師全般に関しては、給与や施設の物理的状況等が動機に影響していると援助機関の報告書などで指摘され、配置については安全に関する懸念が語られた。日本では過去に、農村へき地に派遣された「保健婦」が、コミュニティからジェンダーに基づく反発を受けた。 
 本研究は、セカンダリー助産師が農村部のHCに定着することに対する重要影響要因を、これまでに指摘された影響要因を踏まえて質的に探った。

◇報告②
◆報告者:江藤双恵(獨協大学他非常勤講師)
◆報告タイトル:「タイ東北地方農村部におけるコミュニティ福祉の展望――女性の動員か女性を通じた連帯か
◆報告概要:
 「福祉社会」もしくは「福祉コミュニティ」の構築において、タイは先進的な事例を提供してきた。急速に進展する高齢化に備えてのことである。例えば、国家レベルの村落健康ボランティア推進事業によって、6800万人の人口に対して100万人がコミュニティ(高齢者)ケアの担い手として育成されている。また、地方自治体の職員が地域内外のさまざまなネットワークを駆使しながら困窮者支援対策を行っている。本報告においては、タイ東北部の人口6000人規模の農村で、高齢女性をめぐって展開される、いわばミクロな「福祉ミックス」の事例を紹介し、財源面や人材面での高齢者対策に悩む先進産業社会における公的部門の役割についてジェンダー視点から議論する 契機としたい。


※チラシはこちらからダウンロードできます。

ご出席の方は、恐れ入りますが、資料の都合上、なるべく2018年7月19日(木)までに下記のアドレスまでご連絡頂けますよう、お願い申し上げ申し上げます。
皆様お誘い合わせのうえ、どうぞ足をお運びください。
また、関心のありそうな方にご連絡いただけますと幸いです。

*会場最寄り駅
JR各線・東武東上線・西武池袋線・東京メトロ丸ノ内線/有楽町線/副都心線「池袋駅」下車。西口より徒歩約7分。

当分科会では報告者を随時募集しております。
報告を希望される方は、事務局までご連絡ください。

2018年度「開発とジェンダー」分科会事務局
小川真理子・中村雪子

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