2021年8月6日金曜日

「開発とジェンダー」分科会2021年度定例会開催(2021年8月27日[金])のお知らせ



 2021年度第1回定例会開催(2021年8月27日[金])のご案内です。

*チラシはこちらからダウンロードできます。

  

「ケアの倫理と国際関係」読書会

2021827日[金] 13:00-15:00 zoom開催)

 

今回の「開発とジェンダー」分科会では、「ケアの倫理と国際関係」と題する読書会を開催します。新型コロナウィルスのパンデミックは、ケアをめぐる営みがこれまで無視されたり過小評価されてきたことについて、改めて私たちに問題提起をしてきました。

このことは、国家がいかに私たち人間一人ひとりの安全を蔑ろにしてきたか/しているかをも浮き彫りにさせています。つまり、現在の日本社会からもわかるように、「安全」といったとき、国家は「軍事的脅威からの安全」の確保を優先し、人間一人ひとりの「日常の暮らしにおける命の安全」を軽視しているといえます。

 私たちが必ず誰かのケアを必要としてきた/しているという事実は、国内の社会のみならず国際政治の場においても忘れ去られてきました。では、ケアの実践を軽視・不可視化するものは何でしょうか。ケアの実践を無視することがどのような問題を生み出してきた/生み出しているのでしょうか。またそもそもケアとは何であり、誰が担っているのでしょうか。

 今回の分科会ではこれらの点について、2つの文献をもとに、日常生活における不平等のみならす、開発、移動、グローバルな性取引、戦争などを射程に入れて考えます。 

 皆さまのご参加をお待ちしております。

 


日時:2021827日(金) 13時~15時(延長の可能性あり)

オンライン開催(Zoomミーティング)

 (事前登録制)

     参加を希望される方は、開催2日前(825日)までに下記フォームより登録してください。https://forms.gle/vV2KnBxYb6RDUJNr8

     ご登録いただいた方には、開催前日までに参加方法につきましてdevgen.isgs@gmail.comから連絡があります。

     本メールアドレスからの連絡が迷惑メールフォルダーに入ってしまうことがあるようですので、ご注意ください。

 

文献報告①

報告者:

 大野聖良(日本学術振興会(RPD)、神戸大学)

 中村雪子(日本学術振興会(PD)、横浜国立大学)

文献:ジョアン・C・トロント著、岡野八代訳・著『ケアするのは誰か?―新しい民主主義のかたちへ』白澤社発行、現代書館発売、2020

 

文献報告②

報告者:土野瑞穂(明星大学)

文献:岡野八代『戦争に抗する―ケアの倫理と平和の構想』岩波書店、2015

 第9章「『安全保障』を問い直す」(pp.192-216

 第10章「戦争に抗する―身体性/具体性から発する社会の構想へ」(pp.217-246

 

司会・趣旨説明:土野瑞穂(明星大学)

コメンテーター:

雑賀葉子(お茶の水女子大学基幹研究院研究員、桜美林大学非常勤講師)

平野恵子(お茶の水女子大学ジェンダー研究所特任講師)

 

主催・問い合わせ先:2021年度「開発とジェンダー」分科会事務局
          devgen.isgs@gmail.com(大野、小川、土野、中村)
          http://devgen-isgs.blogspot.com/

 

 


2021年3月11日木曜日

「開発とジェンダー」分科会2020年度定例会開催(2020年3月14日[日])のお知らせ

「開発とジェンダー」分科会2020年度定例会開催(2020年3月14日[日])のお知らせです。

※チラシはこちらからダウンロードできます。


「開発とジェンダー」分科会2020年度第定例会開催(2021年3月14日[日])のお知らせです。
 
2020年度も残すところ数週間となりましたが、いかがお過ごしでしょうか。
 
「開発とジェンダー」分科会では、SDGs(持続可能な開発目標)をジェンダー視点からクリティカルに考えてみることをテーマにした読書会を2回連続で企画しています。
初回である今回の内容は、SDGs(持続可能な開発目標)をクリティカルに議論している論文が収められているThe Politics of Destination in the 2030 Sustainable Development Goals(2017)から2本の文献を検討します。
当初昨年度末に計画していましたが、コロナ禍のため延期していたものです。
 
定例会の概要は、下記のようになります。
 
 
◆日時:2021年3月14日(日) 13時~16時半
◆オンライン開催(Zoomミーティング)
 (事前登録制)
参加を希望される方は、開催2日前(3月12日)までに下記フォームより登録してください。開催前日までにオンラインでの参加についてのお知らせをお送りします。
https://forms.gle/pRS7NgAsfY2vFPWR6
 
 
文献報告①
◆報告者:太田麻希子(立教大学)
◆質問者:鳥山純子(立命館大学)
◆文献:【検討文献第1章】Universal Access to Affordable Housing? Interrogating an Elusive Development Goal (Sussane Soederberg)
 
文献報告②
◆報告者:中村雪子(立命館大学 立命館アジア・日本研究機構)
◆質問者:大野聖良(日本学術振興会(RPD)、神戸大学)
◆文献:【検討文献第6章】Re-centring ‘Race’ in Development: Population Policies and Global Capital Accumulation in the Era of the SDGs
 
司会・趣旨説明:中村雪子(立命館大学 立命館アジア・日本研究機構)

皆様どうぞご参加ください。
また、関心のありそうな方にご連絡いただけますと幸いです。
 
分科会では報告者を随時募集しております。
報告を希望される方は、事務局までご連絡ください。
 

共催:立命館大学アジア・日本研究所 アジア・日本研究推進プログラム「インターアジア現象としての『イスラーム的ジェンダー』の考察:差異の指標から変化のけん引力へ」(iAIG)
主催:2020年度「開発とジェンダー」分科会事務局
小川真理子・中村雪子
devgen.isgs@gmail.com
http://devgen-isgs.blogspot.com/
 
 
****下記定例会詳細です。転送・転載歓迎です!****
開発とジェンダー分科会2020年度第定例会開催(2021年3月14日[日])のお知らせ
 
国際ジェンダー学会「開発とジェンダー」分科会では、SDGs(持続可能な開発目標)をジェンダー視点からクリティカルに考えてみることをテーマにした読書会を2回連続で企画しています。
初回である今回の内容は、SDGs(持続可能な開発目標)をクリティカルに議論している論文が収められているThe Politics of Destination in the 2030 Sustainable Development Goals(2017)から2本の文献を検討します。
当初、昨年度末に計画していましたが、コロナ禍のため延期していたものです。
 
定例会の概要は、下に貼り付けてある詳細よりご確認いただけます。
 
 
◆日時:2021年3月14日(日) 13時~16時半
◆オンライン開催(Zoomミーティング)
 (事前登録制)
参加を希望される方は、開催2日前(3月12日)までに下記フォームより登録してください。開催前日までにオンラインでの参加についてのお知らせをお送りします。
https://forms.gle/pRS7NgAsfY2vFPWR6
 
 
文献報告①
◆報告者:太田麻希子(立教大学)
◆質問者:鳥山純子(立命館大学)
◇文献:【検討文献第1章】Universal Access to Affordable Housing? Interrogating an Elusive Development Goal (Sussane Soederberg)
 
文献報告②
◆報告者:中村雪子(立命館大学 立命館アジア・日本研究機構)
◆質問者:大野聖良(日本学術振興会(RPD)、神戸大学)
◇文献:【検討文献第6章】Re-centring ‘Race’ in Development: Population Policies and Global Capital Accumulation in the Era of the SDGs(Kalpana Wilson)
 
司会・趣旨説明:中村雪子(立命館大学 立命館アジア・日本研究機構)
 
お問い合わせは下記までお願いします。


共催:立命館大学アジア・日本研究所 アジア・日本研究推進プログラム「インターアジア現象としての『イスラーム的ジェンダー』の考察:差異の指標から変化のけん引力へ」(iAIG)
主催:2020年度「開発とジェンダー」分科会事務局
小川真理子・中村雪子
devgen.isgs@gmail.com
http://devgen-isgs.blogspot.com/
「開発とジェンダー」分科会では報告者を随時募集しております。
報告を希望される方は、事務局までご連絡ください。
 
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2021年2月28日日曜日

 インターアジア現象としての『イスラーム』、そのジェンダー的分析:差異の指標から変化のけん引力へ」iAIG2020年度第三回公開研究会開催のお知らせ

立命館大学アジア・日本研究所アジア・日本研究推進プログラム「インターアジア現象としての『イスラーム』、そのジェンダー的分析:差異の指標から変化のけん引力へ」(iAIG)が開催委します公開研究会のご案内です。
本分科会も共催です。

2021年3月3日(水)13:00~オンラインでの開催です。

チラシPDFはこちらからダウンロードできます。

==下記、案内です☆☆転送・転載歓迎です==
 イスラームが可視化されるとき、その場から西欧の影をぬぐいさることは難しいものです。しかし日本でイスラームに出会う時、その影がイスラームと対峙することを阻んできたのだとしたら、私たちは、欧米的価値観とイスラームとの三角関係から抜け出し、直接向き合う必要があるでしょう。こうした着想のもと、本プロジェクトは「インターアジア」(そこにはもちろん日本も含まれる)な現象としてイスラームに向き合うことを試みます。
 第三回公開研究会では、エジプトのFGM問題をとりあげます。FGMは、イスラームをジェンダー視点で批判する際の、国際社会の主要言説の一つとなってきました。本研究会では、FGMの具体的な実践状況についての議論を深めることから、イスラーム批判の道具としてのFGMというアプローチとは異なる分析を提示します。換言すれば、本研究会ではFGM問題を、インターアジアなイスラーム的ジェンダーの一現象として読み解きます。

チラシは下記のプロジェクトブログからダウンロードできます。

・日時:2021年3月3日(水)13:00~14:30
・オンライン開催(事前登録制)
参加を希望される方は、開催前日(3月2日)までに下記フォームより登録してください。開催日までにオンラインでの参加についてのお知らせをお送りします。

・報告者:ヘバタッラー・オマル  名古屋大学人文学研究科(文化人類学)
・タイトル:「女子割礼の実態と西洋普遍主義との関係――エジプトにおける事例から」
・概要:
 文化人類学において、女性性器切除(female genital mutilation、以下、FGM)は、重要な研究テーマのひとつである。これまで、FGMは、女性の身体を傷つけ、健康を損なうものであるとして、女性の人権やフェミニズムの視点、異文化表象の視点から多くの議論がなされてきた。しかしながら、それらの先行研究においては、ぞれぞれの地域的背景の考慮が不十分であり、西洋の普遍主義がそれぞれの地域のFGMの実践に与えた影響についての検討も十分になされていなかった。 
 そこで、本報告では、FGMの実践の一例として、エジプトの女子割礼の事例を取り上げ、エジプトの地域的背景に着目しつつ、西洋の普遍主義がエジプトの女子割礼の実態に与えた影響について明らかにしたい。

・問い合わせ先:iaigproject@gmail.com(iAIG事務局)
・主催:立命館大学アジア・日本研究所 アジア・日本研究推進プログラム「インターアジア現象としての『イスラーム的ジェンダー』の考察:差異の指標から変化のけん引力へ」(iAIG)
====案内はここまでです====