2017年2月8日水曜日

共催の研究会「国際ジェンダー平等規範と国際関係におけるイスラーム」(2017年2月24日・金、15時~18時)のお知らせ

共催の研究会「国際ジェンダー平等規範と国際関係におけるイスラーム」(2017年2月24日・金、15時~18時)のお知らせです。


「イスラーム・ジェンダー学の構築のための基礎的総合的研究」科研公募研究会「国際ジェンダー規範とイスラーム」研究会
「国際ジェンダー平等規範と国際関係におけるイスラーム」

◇発表者:本山央子(お茶の水女子大学博士後期課程)
◇日時:2017年2月24日(金曜日)15:00~18:00  
 ※研究会終了後懇親会を予定しています。
◇場所:東京大学東洋文化研究所 第一会議室

◇報告概要
1970年代以降、国連において強化されてきた国際的なジェンダー平等規範は、世界各地で女性たちが保守的ジェンダー規範や権力構造に抵抗し、権利をかちとるうえで重要な資源となってきました。しかし同時に、国際ジェンダー規範がイスラーム世界を他者化し介入するための道具になっているとの批判もなされています。こうした傾向は、特に「対テロ戦争」以後顕著になっています。
そこで本研究会では、「普遍」に対するイスラームやムスリマの構築とジェンダー、またイスラーム社会における国際ジェンダー規範への反応を検討し、イスラームとの関係から国際ジェンダー規範とグローバルガバナンスのあり方を批判的に問い直します。


なお、「イスラームとジェンダー」科研全体での子連れ研究会参加の通常化に向けた取り組みを受け、本研究会参加におきましても、子連れでの参加を歓迎いたします。今回は同じ階で別室を設けることは難しいのですが、別部屋を用意するなどの対応に努めます。お子様連れでのご参加を希望される方は、できるだけの対応に臨むため、前もってご一報いただけますと助かります(junkoybn@obirin.ac.jp 鳥山)。

◇問い合わせ先
「イスラーム・ジェンダー学の構築のための基礎的総合的研究」事務局
islam_gender@ioc.u-tokyo.ac.jp
〒113-0033東京都文京区本郷7-3-1
東京大学東洋文化研究所長沢栄治研究室 






2016年11月25日金曜日

開発とジェンダー分科会2016年度第1回定例会開催のお知らせ(2016年12月17日[土])



開発とジェンダー分科会2016年度第1回定例会開催(2016年12月17日[土])のお知らせです。

※開催場所と報告趣旨を追記しました(12/7)
※チラシはこちらからダウンロードできます。

下記のように、今年度から事務局を担当する小川真理子さん(日本学術振興会特別研究員・PD)が報告します。



小川さんは、日本の「民間シェルター(DV被害女性を保護・支援する民間の一時保護施設」に関して研究を行っていまして、博士論文を基にした著書『ドメスティック・バイオレンスと民間シェルター――被害当事者支援の構築と展開』があります。今回は、近年行ってきた東日本大震災被災地におけるフィールドワークの結果を基に報告をして下さる予定です。



ご出席の方は、恐れ入りますが、資料の都合上、なるべく2016年12月14日(水)までに下記のアドレスまでご連絡頂けますよう、お願い申し上げ申し上げます。


皆様お誘い合わせのうえ、どうぞ足をお運びください。
また、関心のありそうな方にご連絡いただけますと幸いです。

報告者を随時募集しております。
報告を希望される方は、事務局までご連絡ください。



2016年度「開発とジェンダー」分科会事務局

小川真理子・中村雪子



****下記、転送・転載歓迎です!****
国際ジェンダー学会「開発とジェンダー」分科会2016年度第1回定例会開催のお知らせ 

◆日時:2016年12月17日(土) 16時~18時
◆場所:立教大学 池袋キャンパス ロイドホール五階第三会議室
◆報告者:小川真理子さん(日本学術振興会特別研究員(PD))
◆報告タイトル:東日本大震災と女性支援-宮城県A市におけるDV 被害者支援を事例として- 
※チラシはこちらからダウンロードできます。

◆報告趣旨:
 東日本大震災から5年が過ぎ、被災地の現状について知る機会が少なくなってきた。だが、今なお困難の中にあり、復興の蔭で苦しむ女性たちがいる。
本報告では、宮城県A市におけるDV被害者支援を事例として、東日本大震災以降のDV被害者支援の実態を把握し、DV被害女性への効果的な支援のあり方を検討する。
 報告者は、2013年から2016年において被災地の自治体担当者や民間シェルター、関係機関へのインタビュー調査を行なってきたが、災害時・災害後における女性支援がどのように行なわれてきたのかについて考察する。被災地では、DVの激化や深刻化、被害事例の変化などが報告されているが、民間シェルターは全国的なネットワークを活かし、同大震災直後から被災地において暴力被害女性の相談、保護、支援を率先して行なっていることが看取された。同時に、被災地に位置する民間シェルターは、被災地都心部だけでなく地方部においても啓発活動を行い、潜在的なDV被害の掘り起こしを行なっている。これらの取り組みは、同大震災によって分断された被災地において、孤立化する暴力被害女性が支援にアクセスするきっかけになっている。A自治体におけるDV被害者支援制度は東日本大震災以前から構築されつつあったが、震災時の中断を経て、その後構築・確立されて、それが関係機関にも周知された。他方、民間シェルターと行政との連携は二極化する傾向がみられた。民間シェルターは、女性たちへの継続的な支援の必要性を訴えているが、そのためには行政との連携は必要不可欠である。
DV被害者支援を通してみえてきた被災地の今とこれからについて参加者のみなさまと一緒に考えていきたい。



出席の方は、資料準備の都合上2016年12月14日(水)までに下記アドレスまでご連絡いただければ幸いです。

*会場最寄り駅
JR各線・東武東上線・西武池袋線・東京メトロ丸ノ内線/有楽町線/副都心線「池袋駅」下車。西口より徒歩約7分。

「開発とジェンダー」分科会では報告者を随時募集しております。
報告を希望される方は、事務局までご連絡ください。
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ショウガをきかせたチャイが美味しい季節になりました

2016年1月25日月曜日

2015年度第2回定例会開催記録(2016年1月22日)


2016年1月22日に2015年度第2回定例会が開催されました。



日時:2016年1月22日(金) 18時~20時
場所:お茶の水女子大学文教育学部1号館302号室
報告者:李亜姣さん(お茶の水女子大学大学院博士後期課程ジェンダー学際研究専攻)
報告タイトル:異議を唱える女性グループ――現代中国土地開発による社会関係・秩序の再配置 



下記、定例会の記録になります。


本発表では、フィールド調査及びその結果の一部を主に紹介した。結果として、プレゼンの仕方、すなわちジェンダー学の領域内において外国人研究者がどのように非母語である日本語で政治・経済・法律・ジェンダーに絡んだ女性の土地問題を語ることができるかを考えるものになった。発表ではまず、フィールド調査の研究背景・先行研究・研究目的・研究方法を説明し、現代中国における農村女性の土地問題という課題の有意義性が確認された。次に、調査結果の一部が示され、参加者からの質問に対しての回答があった。最後に、調査の実感を語り、今後の調査計画が立てられた。日本人の研究者を中心とした参加者に向けての発表であることへの配慮が足りないことで、プレゼンの仕方についてフロアから具体的なアドバイスが出された。調査内容の重みを重視すると同時に、中国の土地改革に関する複雑な事情をどのように日本語で説明すれば理解しやすいか、という点はジェンダー学の越境性を考えるときに大きな課題であることが確認された。

 今回の論点は、発表者の研究内容だけではなく、人に伝える工夫を吟味するものだったこともあり、参加者全員が研究者向けの報告や調査対象者・女性民間組織への知の還元を考える機会となった。

冬の合間の陽だまりを楽しむにゃんこさん










2015年10月30日金曜日

開発とジェンダー分科会2015年度第2回定例会開催のお知らせ(2016年1月22日)

開発とジェンダー分科会2015年度第2回定例会開催(2016年1月22日)のお知らせです。

※開催日が変更になりました。2016年1月15日→2016年1月22日


ランタナはまだまだ元気にかわいらしい花を咲かせています
今回は、下記のように、お茶の水女子大学博士後期課程ジェンダー学際研究専攻に所属されている李亜姣さんに報告をしていただきます。李さんは、中国の中でも、自身の出身地をフィールドに土地所有とジェンダーの問題を研究しています。今回は、近年行ってきたフィールドワークの結果を基に報告をして下さる予定です。
ご出席の方は、恐れ入りますが、資料の都合上、なるべく2016年1月20日(水)までに下記のアドレスまでご連絡頂けますよう、お願い申し上げ申し上げます。
皆様お誘い合わせのうえ、どうぞ足をお運びください。

2015年度「開発とジェンダー」分科会事務局
太田麻希子・中村雪子


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2015年度第2回定例会 

日時:2016年1月22日(金) 18時~20時
場所:お茶の水女子大学文教育学部1号館302号室
報告者:李亜姣さん(お茶の水女子大学大学院博士後期課程ジェンダー学際研究専攻)
報告タイトル:異議を唱える女性グループ――現代中国土地開発による社会関係・秩序の再配置 

報告趣旨:
1992年の「鄧小平南巡講話」以降、経済市場化の全面的な導入が始まった。都市化が進むにつれて、農地収用が中国各地で起きた。1999年には、農村女性の農地をめぐる権利の侵害は、きわめて顕著になった。2001年に実施された第二回「中国女性の社会的地位調査」によれば、土地が奪われた農民たちの71%は女性だったという。経済発展が進む中国東部で、異議申し立てをする女性グループが増加した。先行研究は、このような異議申し立てを行う女性たちの主体性を評価してきた。しかし、土地開発によって女性たちの生活はどう変わったのかは十分に議論されていない。そこで本報告はこの状況に対し、彼女たちの人間関係、活動、福祉について考察し、彼女たちの生活状況を踏まえた上で、土地開発による農村社会関係・秩序の再配置を明らかにしたい。


出席の方は、資料準備の都合上2016年1月20日(水)までに下記アドレスまでご連絡いただければ幸いです。
email: devgen.isgs@gmail.com(太田・中村)
*会場最寄り駅
東京メトロ丸ノ内線「茗荷谷」駅下車
東京メトロ有楽町線「護国寺」駅下車
*開催日が土日祝日の場合は正門からおいでください。(南門は土日祝日ですと、閉門している場合が多いのでご注意下さい)
*入構の際、身分証明書をご提示の上「開発とジェンダー」分科会とおっしゃってください。
*会場は正門から見て正面のキャンパスマップ中④です。エレベーターで3階にあがって頂き、降りて左の廊下に入ってさらに左に行くと会場の302号室がございます。
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2015年8月5日水曜日

2015年度第1回定例会開催記録(2015年6月21日)


2015年6月21日に第1回定例会が開催されました。



日時:6月21日(日) 14時~17時
 
場所:お茶の水女子大学文教育学部1号館302号室
 
報告者:鳥山純子さん(日本学術振興会特別研究員PD)
 
報告タイトル:
人から考えるフィールドの描き方
ー00年代カイロの女性私立学校教員を事例に
Presenting a field as writing on people:
Contesting characteristics of female private school teachers in Cairo at the turn of the century

下記、定例会の記録になります。


本発表は、博士論文の執筆過程を振り返り、論文執筆におけるフィールドデータと問題関心との関係を論じるものだった。発表ではまず、フィールド調査の方法論についてまとめた書籍を手掛かりに調査研究の過程を大まかに整理し、一つ一つの過程で調査者が抱く問題関心の批判的検討が不可欠であることが確認された。続いて、発表者自身が博士論文執筆のために行った調査を事例に、書籍で提示されているフィールド調査の「理想的な形」を実践する難しさを検討し、発表者の場合はその難しさの一端が、調査時における発表者自らの問題関心についての批判的検討の欠如に起因するものであったと説明がされた。さらに、不十分な「フィールドにおける思考」の結果として、当初の問題設定を大幅に変更せざるを得なかった経緯と、それを立て直すために、手持ちのデータからストーリーを描きだした論文製作の行程が語られた。そして暫定的な結論として、調査研究においては問題関心の批判的検討が恒常的になされる必要があること、とりわけ問題発見型のアプローチを援用する場合には、常にデータが持つ複数の解釈の可能性を意識し、調査者が従事する解釈のプロセスに自覚的になる必要が確認された。鳥山の報告を受け、フロアからは、問題関心の育て方についてそれぞれの参加者の興味や研究課程に沿った具体的な質問が出された。
今回の議題は、発表者の研究内容そのものではなく、そこに到る過程についてのものだったこともあり、参加者全員が研究上のつまずきや今後の展開に関する不安を具体的に語りながら議論をする機会となった。

朝もやに煙る山と三羽のツバメです。あまりに暑い日が続くので、和む画像を載せてみました。

2015年5月27日水曜日

開発とジェンダー分科会2015年度第1回定例会開催のお知らせ

開発とジェンダー分科会2015年度第1回定例会開催のお知らせです。




今回は、今年3月にお茶の水女子大学より博士号を取得された鳥山純子さんに報告をしていただきます。

エジプト・カイロの女性教員を対象にした博士論文の内容から、さらに踏み込んでフィールドと研究をつなぐプロセスについての議論を提示してくださる予定です。

ご本人の希望もあって、参加者のみなさんとの議論の時間を大目にとる予定です。
鳥山さんの研究テーマについての関心とともに、フィールドデータからいかに研究を立ち上げていくかという点に関心をお持ちの方も、ぜひご参加ください。

ご出席の方は、恐れ入りますが、資料の都合上なるべく6月14日(日)までに下記のアドレスまでご連絡頂けますよう、お願い申し上げ申し上げます。



皆様お誘い合わせのうえ、どうぞ足をお運びください。


2015年度「開発とジェンダー」分科会事務局
太田麻希子・中村雪子



*****下記、転載可*****************************************************

開発とジェンダー分科会2015年度第1回定例会 

日時:6月21日(日) 14時~17時
場所:お茶の水女子大学文教育学部1号館302号室
報告者:鳥山純子さん(日本学術振興会特別研究員PD)
報告タイトル:
人から考えるフィールドの描き方
ー00年代カイロの女性私立学校教員を事例に
Presenting a field as writing on people:
Contesting characteristics of female private school teachers in Cairo at the turn of the century

報告概要
問題関心、考察 対象の設定、分析視角は、いかなる研究を行う際にも必要な研究の骨子を形作るものである。そのどれをとっても、研究の方向性や議論の筋道、またその研究が もつ意義を決定づける重要なものである。そのため、ジェンダー研究という文脈でも、先行研究検討においてはそのいずれか、もしくはその全てを批判的に検討 するという作業が行われてきた。また、参与観察を用いて行われる人類学などの研究分野においては、問題発見型アプローチと称し、フィールドにおいて実際に 対象とする人々が問題化する事柄に重点をおいて議論を立ち上げるという手法が確立されてきた。それらはいずれも、既存の問題関心、対象設定、分析視角の中 に、研究者自身の認識によってゆがめられた、あるいは消し去られてきた重要な事柄があるのではないか、という問題意識のもとに発展を見た営為といえるだろ う。
 研究者の認識は 研究全般に大きく関わるが、とりわけ、フィールドにおけるデータ収集からそれを研究論文としてまとめる作業の間には、それが大きく試される行程がある。そ れが、記述対象の選択である。収集した多種多様なデータから、何を描き出そうとするのか、その際に意識すべき研究上の優先順位は何かを設定することは、最 初に提示した問題関心、考察対象の設定、分析視角の全てを制約し、導くものとなる。

 本報告では、上記問題意識に基づき、報告者が博士論文記述において行った、個人を対象とした民族誌記述、に付随する意図と戦略を開示し、そこから導き出された結果について議論することから、個人を対象とした民族誌記述の妥当性と有用性、およびそれが00年代カイロの私立学校教員の生き方を理解する上での意義について検討する。


出席の方は、資料準備の都合上6月14日(日)までに
下記アドレスまでご連絡いただければ幸いです。

email: devgen.isgs@gmail.com(太田・中村)

*会場最寄り駅
東京メトロ丸ノ内線「茗荷谷」駅下車
東京メトロ有楽町線「護国寺」駅下車

*当日は、正門よりお入り下さい。(南門は土日ですと、閉門している場合が多いのでご注意下さい)
*入構の際、身分証明書をご提示の上「開発とジェンダー」分科会とおっしゃってください。
*会場は正門から見て正面のキャンパスマップ中④です。エレベーターで3階にあがって頂き、
降りて左の廊下に入ってさらに左に行くと会場の302号室がございます。

*****転載可、ここまで*******************************************************

2015年3月5日木曜日

2014年度第5回定例会記録(2015年2月7日開催)

春の足音が近づいてきましたね。
第5回定例会(2015年2月7日)の記録になります。

日時:2015年2月7日(14時30分~)

場所:お茶の水女子大学文教育学部1号館304号室

報告者:久島桃代(お茶の水女子大学大学院博士後期課程)

題目:日本の過疎山村に移住する若い女性たちの経験

本定例会では、久島桃代さんより福島でのフィールドワークに基づいたご研究をご報告頂きました。

-以下、報告内容と質疑応答の要約になります。

◆報告内容
 日本の農山漁村の「限界集落」論・「消滅」論が、ジャーナリズムや政策の場で盛んに議論されるようになって久しい。その中で、昨年から農村研究者たちの間で徐々に注目されているのが、都市に居住する若者層の田園回帰である。本研究では,移住者が農山村の集落の再生に果たす役割を検証するため,福島県昭和村に移住した若い女性たちの地域づくりを事例とした。この村では,「からむし織体験生『織姫・彦星』事業」と呼ばれる伝統織物の後継者育成事業が1994年から実施され,20名もの定住者が現れている。報告では、若い女性を農村へと惹きつけ定着させるためのしくみや、彼女たちの地域での取り組み、そして課題を提起した。課題に関しては、村の既存のジェンダー関係が移住女性たちのライフスタイルと一致しない場合、彼女たちの地域的取り組みや地域で暮らすことそれ自体を困難にしていることを指摘した。

◆質疑応答
 インフォーマントのライフヒストリーから、移住や農村での暮らしが個々の女性たちにとってどのような意味を有しているのかを詳細に検証していることが評価される一方、彼女たちの語りが、地域や時代をいかに反映するものなのかは不明瞭であると指摘された。これを補うために、さらなる悉皆調査と統計的データの提示が要求された。