2017年11月3日金曜日

開発とジェンダー分科会2017年度第2回定例会開催(2017年12月10日[日])のお知らせです。

※チラシはこちらからダウンロードできます。

晩秋といった気候が続く今日この頃ですが、お元気でお過ごしでしょうか。
開発とジェンダー分科会2017年度第2回定例会催(2017年12月10日[日])のお知らせです。

今回は、第1回定例会に引き続き、「日本における移動とジェンダー」という共通の研究課題に取り組んでいるお二人にご報告いただきます。
赤澤さん、大野さんともに最新のフィールドワークの結果から、各々日系ブラジル人女性の生活世界、新潟県の外国人女性散在地域における定住過程に着目した研究報告を行っていただく予定です。
報告概要は、下に貼り付けてある詳細よりご確認いただけます。
◆日時:2017年12月10日(日) 13時~16時半
◆場所:立教大学 池袋キャンパス 7号館2階7204教室
 ※こちらからキャンパスマップを確認できます。

報告①
◆報告者:赤澤真実さん(フェリス女学院大学 人文科学研究科 博士後期課程)
◆報告タイトル:「日系ブラジル人女性の生活世界とジェンダー――世代間継承に焦点をあてて」

◇報告②
◆報告者:大野恵理さん(フェリス女学院大学 人文科学研究科 博士後期課程)
◆報告タイトル:「外国人散在地域における結婚移住女性のライフコース――新潟県A地域における定住過程に着目して」

◇司会:大野聖良(日本学術振興会特別研究員(PD))

ご出席の方は、恐れ入りますが、資料の都合上、なるべく2017年12月7日(木)までに下記のアドレスまでご連絡頂けますよう、お願い申し上げ申し上げます。

皆様お誘い合わせのうえ、どうぞ足をお運びください。
また、関心のありそうな方にご連絡いただけますと幸いです。

報告者を随時募集しております。
報告を希望される方は、事務局までご連絡ください。

2017年度「開発とジェンダー」分科会事務局
小川真理子・中村雪子


****下記定例会詳細です。転送・転載歓迎です!****

国際ジェンダー学会「開発とジェンダー」分科会2017年度第2回定例会開催(2017年12月10日[日])のお知らせです。
今回は、第1回定例会に引き続き、「日本における移動とジェンダー」という共通の研究課題に取り組んでいるお二人にご報告いただきます。

◆日時:2017年12月10日(日) 13時~16時半
◆場所:立教大学 池袋キャンパス 7号館2階7204教室
 ※こちらからキャンパスマップを確認できます。

◇報告①
◆報告者:赤澤真実さん(フェリス女学院大学 人文科学研究科 博士後期課程)
◆報告タイトル:「日系ブラジル人女性の生活世界とジェンダー――世代間継承に焦点をあてて」
◆報告概要:
 1980年代より、女性の国際移動の数的な増加と多様化という意味で「移民の女性化」は顕著となり、女性の単身移動が関心を集めてきた。しかしながら、このような「移民の女性化」という文脈の中で見落とされてしまった移民女性がいるのではないだろうか。本報告では、そのような移民女性として「家族単位」での移動を行った日系ブラジル人女性に焦点をあて、その生活世界とジェンダーを明らかにする。
 「家族であること」が女性の移動を条件付ける「家族単位」での移動は、移住後の日系ブラジル人女性の生活世界にどのように作用するのか。また、そのような生活世界の中でどのような諸要素が彼女らのジェンダー関係を規定し、構築・再編していくのかを考察する

◇報告②
◆報告者:大野恵理さん(フェリス女学院大学 人文科学研究科 博士後期課程)
◆報告タイトル:「外国人散在地域における結婚移住女性のライフコース――新潟県A地域における定住過程に着目して」
◆報告概要:
 1980年代半ばから、日本人男性とアジア出身の外国人女性との国際結婚が増加し、外国人住民の割合に占める結婚移住女性の割合は、多数を占めているといわれている。
本報告では、外国人散在地域である新潟県A地域における結婚移住女性のライフコースに、ジェンダー視点からアプローチし、彼女らの日常の実践から「定住」概念の再考を試みる。
 報告者は、1980年代後半以降から90年代半ばまでに日本人男性との結婚を機に来日し、新潟県A地域に居住するアジア出身の結婚移住女性を対象とし、半構造化インタビューおよび参与観察を行った。日常的な生活の実践-家族関係の構築、子育て、仕事等-の中で、どのように地域住民と関わり、ジェンダーがどのように作用してきたか、女性がその営みをどのように語るのかを分析している。その結果、出身国におけるジェンダー規範や家族規範が強く作用するケースや地域のジェンダー規範を全面的に受け入れるケース等、一様ではない「定住」の過程が明らかになった。また、地域住民と日常的に「顔の見える関係」でありながらも、孤立したり、そのような関係性だからこそ、居づらさを感じるケースも見えてきた。
 外国人散在地域の事例をみながら、参加者のみなさんと移住女性の「定住」概念について考えていきたい。


◇司会:大野聖良(日本学術振興会特別研究員(PD))


※チラシはこちらからダウンロードできます。

ご出席の方は、恐れ入りますが、資料の都合上、なるべく2017年12月7日(木)までに下記のアドレスまでご連絡頂けますよう、お願い申し上げ申し上げます。

devgen.isgs@gmail.com(小川・中村)

皆様お誘い合わせのうえ、どうぞ足をお運びください。
また、関心のありそうな方にご連絡いただけますと幸いです。
*会場最寄り駅
JR各線・東武東上線・西武池袋線・東京メトロ丸ノ内線/有楽町線/副都心線「池袋駅」下車。西口より徒歩約7分。

当分科会では報告者を随時募集しております。 報告を希望される方は、事務局までご連絡ください。

2017年度「開発とジェンダー」分科会事務局
小川真理子・中村雪子
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